C8「四次元コラージュ」

コラージュとは、フランス語で「糊つけ」という意味を持つ言葉で、本来は性質や意味がバラバラの素材(切り抜き等)の組み合わせによって、絵画と彫刻の境界を消滅させた創作技法と言われています。キュビズム時代にピカソなどによって発案されたとされており、それから100年以上の間、コルビュジェをはじめ多くの芸術家や建築家が用いている表現方法ですが、その基本的技法自体はあまり進化していません。

そのため、本課題では「4次元コラージュ」というものを考えて、空間たそこでの状況を表現してください。

提出物:立体(持ち運びできる大きさ)

出題:11/29(水)

提出:12/6(水)

講評:12/13(水)

出題:小林

 

A+++ 1x16a103 中尾直暉

42

物質的なもののコラージュと言う答えはいろいろとある中で、この作品はあらゆるスパイス・粉末を用いているが、そこで作り出されているのは実際は匂いのコラージュであり、記憶のコラージュであると言う点で、とても優れている。(小林)

 

A+++ 1x16a002 秋山曜

15

一枚の正方形のアクリル板がより小さな正方形のフレームによって入れ子状に切り抜かれていき、それらがある接点で回転された時に出来る新たなフレームの残余を、木の枠とオーガンジーのフレームによってつないでいる。中心に配された鏡面の正方形が数式的に変化していくフレームの輪舞曲を一気に複雑な次元へと陥れる。空間を四次元にコラージュした意欲作。( 早田)

 

A+++ 1x16a081 鈴木新

1812

東京の都市の中を服を通してコラージュすることにより東京が都市として持っている素材感や感情など立体的に表現した新たな世界が浮かび上がってくる。( 植村)

 

A+++ 1x16a054 吉川伊織

28

いびつな石膏のキューブに種々の木片が埋め込まれており、それを切れ味の鋭い刃物で一刀した作品。形態を持たない石膏と、生物である木片が同時に切り開かれ、マテリアルの持つテクスチャーと生成時間が、人為的な作用にしたがってコラージュされた真に次元を逸脱した「物質」である。(早田)

 

A++ 1x16a016 稲坂まりな

110

課題「四次元コラージュ」に対して、コラージュのマシーンの様なものを作っている作品。これを介してある環境の時間のズレや色のスペクトラム、歪みといった状態を引き起こしている面白さがある。(小林)

 

A++ 1x16a005 新井慧

125

真ん中で鏡面二枚が45 度の角度で振られて外側を向いている。隙間から見える視点と鏡面によって獲得される視点によって計四つの眼を獲得出来る。何かに付加していくコラージュの被験体がスコープを覗く自分自身になっている点も面白い。(和田)

 

A++ 1x16a006 荒川怜音名

15

「シルエット」

おはじきが白くコーティングされ、シルエットだけになっているが、その影は本来のカラフルな模様となっている。幼少期の過去を閉じ込めてしまうようなノスタルジーを感じさせる、暗示的表現にまでまとめている。( 鈴木)

 

A++ 1x16a125 原田佳典

154

“unfinished”

冷蔵庫に貼られる家族の情報風景を表現した作品。地図や領収書など様々な個性が浮かび上がる作品であり、誰もが共感出来る日常の風景を抽出している。製作者が毎回表現してくる” 日常” をどこまで作品として継続出来るかが重要である。(山村)

 

A++ 1x16a059 小田切寛樹

17

「サカサカサ」

傘が広がっていく様子が連続写真的にコラージュされている。作品の存在感は強く、作品としての質は高い。逆さにしてる理由と、四次元である部分は一体どこなのか? (和田)

 

A++ 1x16a065 佐藤大哉

日常にありふれた音を組み合わせることにより、新たな想像もしなかった風景が目の前に広がっていくようだ。(植村)

 

A++ 1x16a012 石田彩果

1

周波数の異なる四つのリズムが交わる瞬間を捉えた映像作品。かつてスティーブライヒや宮島達男が行っていたパフォーマンスアートが個人でも出来るようになり、テクノロジーがその存在自体を薄めているように感じた。(三浦)

 

A++ 1x16a015 伊藤丈治

15

小さな新聞の切れ端によって作られたフィギュアが歩いている様子をコマ送り画像のように閉じ込められる。” 今そこにしかない材料” を使って時間の流れを表現するというある意味で正直な四次元コラージュ作品と言えると思う。(三浦)

 

A++ 1x16a091 棚田有登

15

新聞の切り貼りによるコラージュ作品。時事的な内容の大小をあえて無視することで、新たな情報のコラージュを創出している。ニュースの上書き保存とも呼べるコラージュの仕方は上手である。また、それにより立体的平面が現れているのは大変良い。(山村)

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